クラシックルートを歩く@木曽駒ケ岳・宝剣岳

3年前より、Twinbroと北鎌尾根に行こうと毎年計画するも、地震やコロナやなんやらで中止を余儀なくされていた。3度目の正直!と思った今年の計画も、悪天候予報によりあえなく断念。今回は日本海側の低気圧が悪さしているので、南アルプス、八ヶ岳方面は天気の崩れがあっても小さいはず。そう考え、転進先をあーだこーだと考えているうちに、「木曽駒を桂木場から行きたい!」という私と、「将棊頭山に行ってみたい!」Twinbroの思惑が合致。下山もロープウェイを使わず、伊那前岳から蛇腹沢登山口へ降りるコースとした。

日程:8月18日(木)~20日(土)

メンバー:Twinbro 、けろよん(報告者)

行程
18日 出発→駒ヶ根キャンプセンター泊
19日 桂木場登山口駐車場へ。車はデポ
   桂木場7:10→大樽避難小屋9:54→津島神社→西駒山荘12:49→将棊頭山13:51→木曽駒ケ岳山頂16:20→頂上山荘テント場16:58 泊
20日 頂上山荘4:44→中岳→宝剣山荘5:17→宝剣岳山頂5:29→宝剣山荘6:42→伊那前岳7:09→蛇腹沢登山口10:13→北御所バス停11:09
北御所バス停からバスで菅の台バスセンターへ。そこから予約していたタクシーに乗り換え、桂木場登山口の車を回収。

駒ヶ根キャンプセンターは森林のなかの快適なオートキャンプ場。1泊一人2000円ほどと安い! 対岸には、マルスウイスキーの醸造所がある。

1日目の夜は、キャンプ場販売のジビエソーセージ(鹿肉)とイカ墨のパエリア、スーパーで買ったお惣菜など。感染対策もしっかりと。

桂木場登山口の駐車場はそれなりに広いが、着いた頃には残り2台ほどしか停められないくらいびっしり車で埋まっていた。

クラシックルートなので、いろいろある。
これは、新田次郎の小説『聖職の碑』の題材となった事故だとか。

津島神社に到着し周りを探すと、生息していると聞いていたヒカリゴケを発見。

樹林帯を抜けて胸突ノ頭を越えると、青空の広がるアルプスらしい稜線歩き。

西駒山荘。トイレは携帯トイレの使用のみ。小屋で使い方の説明を受ける。

稜線の縦走路の先に駒ケ岳山頂が聳える。ここから見ると中岳も存在感を主張している。

小屋のおじさん曰く、将棊頭山から見る木曽駒ケ岳が一番カッコいいらしい。

ふと前を見ると、トウヤクリンドウが咲いていた。

山頂手前では多数の雷鳥がよちよち歩いていた。赤い識別標識があるので、放鳥された子か。

木曽駒の山頂は広い。

遅い時間に着いたので、テント場は満員御礼、場所探しに四苦八苦した。後で聞いたところ、タクシー乗り場も、運転手さんが驚くくらいの凄い人だったそう。

2日目の夕食は、散らし寿司と乾燥ゴーヤ・ツナ・ドライトマトの和え物。

3日目は夜明け前から出発し、中岳を越えて宝剣へ。

宝剣岳への道は、鎖場が連続するなかなかの急登である。

宝剣岳山頂の祠にお参り。
千畳敷がよく見えている。

7合目舟窪あたりまでは、快適な稜線歩きだが、そこからの下りは途中大きな岩が多く、道が分かりにくいところもある。

小屋場あたりから再び樹林帯。

蛇腹沢登山口は携帯電波が通じるポイント。タクシー会社に連絡。

法面工事に入っている吉澤組さんのお陰で林道歩きも快適であった。

北御所バス停に下山。