石ヤ塔 stoned? (2018年5月10日)

2018年5月10日   TK子・相方K    (報告 TK子)

大峰山脈の南の方、池郷川の流れる密林のそばにバベルの塔みたいな岩が、山水画さながらな感じで林立している。それが石ヤ塔。どうやってこんな物体ができたんだろう、何度みても不思議な気持ち。
一年半前の11月に訪れた時は少し過ぎた紅葉がよかった。あのときは崩れかけのクラックを繋いで登った先のコーナークラックをstonedだと信じて登った。これは陀羅尼というルートだったことに後で気づく始末。。。
それはそれでとても面白かったのだか、今度こそstonedを登ろう!ということで再訪した。
当初5月9日に予定していたが8日にまとまった雨が降った。岩のコンディションはともかくアプローチである池郷林道が心配だった。この道は落石だらけ。崩土でしょっちゅう通れなくなる。この春も4月27日まで通行止めだった。5月9日に下北山村に電話して池郷林道が通れることを確認し5月10日に行くことにした。

 

 

 

8時 15分

池郷林道からモノレール道下降
池郷川に架かるボロボロの吊り橋を渡る
川の上流に向けてトラバース
ガレ沢3つ目を詰めて、左上する踏み跡をたどれば石ヤ塔第一岩峰東面取り付き。
ガレ沢から見上げたら第一岩峰が見えた。

9時 下部壁取り付き
扉を開けての1ピッチ目 
TKリード
傾斜の緩いしとしとの泥壁を木登り。

繋ぎの凹角ピッチ 
TKリード
これもしとしとの凹角泥壁。
難しくない。

でも悪い。すべりそう。
ホールドは剥がれるし、けっこう必死。

樹林帯1ピッチ
ロープほどかずにコンテ状態。


11時 第一岩峰南面
stoned取り付き

岩が空の方に向けて伸びている。
巨大チムニーのすき間から新緑が見える。
下部岩壁でシャツもジーンズもシューズも泥んこになった。取り付きは塔の中腹以上になるため、陽が当たってあたたかい。気休めだが靴裏を乾かす。
相方のKさんはセカンドなのをいいことに下部はアプローチシューズで登っていた。靴裏汚れなくていいな。。。
早めの昼御飯を食べた

Stoned 1ピッチ目
相方さんリード


途中まではstonedとヒラニアガルバというルートは共通している。
stonedは左上していくのだか、あろうことか右のハング方面に行ってしまった。岩の形状からして、ヒラニアガルバに吸い込まれるのはわかる気がする。しかしまたしても純粋にstonedのぼれないときた。笑。1ピッチ目終了テラスは共通なのでstonedには戻れる。だから、まあ stoned? というルートを登ったんだということにしておこう!≈≈
ヒラニアガルバ1ピッチ目のハングは竹田の苦手系。ファイト一発!耐えきれず、カム握って登る。修行が足りません。
でも面白かった。カムはいっぱい決められるところがあるので今度来たときはヒラニアガルバを登ろうと思った。

Stoned 2ピッチ目 TKリード

名物のダブルクラック


ジャミングで登るというよりもカチを拾って登っていく感じ。プロテクションはカムだけどクライミングはフェイスとかアルパインルートの登り方で対応できる。
大きいキャメロットをあまり持っていかなかったため、途中の松ノ木のテラスでピッチを切る。本来の2ピッチ目残り7メートルを相方さんリード。かぶったところが一ヶ所あるけど、快適。

最終ピッチ 5メートル TKリード

少しワイドなクラックを一発芸で塔のてっぺん。
そよ風と新緑の輝きが気持ちいい。
第2、3岩峰が眼下に見える。高度感を少し楽しむ。

懸垂下降支点は東面の方へ二段下がったところに設置されている。
リングボルト3本アルミハンガー1本の支点。残置スリングは雨風にさらされ、どれも硬くなっていた。古そうなものから撤去し、シングルロープの捨て縄を通しダブルフィッシャーマンで結んだ。それでも安心できる支点ではなく、恐怖の懸垂下降。上部岩壁は2ピッチ懸垂。中間の懸垂支点もアルミハンガーとリングボルトだった。できれば懸垂支点だけは強度が欲しい。
下部岩壁を3ピッチ懸垂し取り付きに戻った。かなりお腹がすいていた。

169号沿いの焼肉食べに行くことばかり考えながら、林道まで戻った。17時45分。

 

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